山口の居酒屋「春がきた」、通称「春きた」のブログ

 山口県の超ちっちゃい居酒屋「春がきた」がなんやかんやと語っちゃってるブログです。

ちょっとまじめにお仕事の話・・・

 たまに独立、脱サラ希望者の方から相談を受けることがある。一応、一経験者ということで参考意見を求められたり。なかには具体的なプランを持ってこられたりする方もいる。たかだか小さなお店を4軒持っているぐらいのことでえらそうなことをいうつもりはないけれど、助言を求められること自体はやっぱりとってもうれしいことだし、知っていることは何でもお教えしている。
 起業ブームなんていわれて久しいけれど、独立するべきかどうかは人によると思う。ただいつもそういうお話を振られるときに、僕は自分がうまくいくかどうかがかかっていると思われる2つの要因を意識する。
 ひとつは、人間性。事業家はその結果に全面的に責任が取れなければならないと思う。「従業員が思うとおりに働いてくれなかったら?売り上げが期待した通りに上がらなければ?お客が実現不可能な無理難題ばかりいってきたら?誰一人協力してくれる人が見つからなかったら?」ほかの誰でもなく、それはすべて事業主、リーダーのせいだと僕は思う。人のせいにするのはよろしくない。そんなことやってても何の解決方法も出ないし。とにかく、どんなことがあっても人のせいにはしないこと。責任を負うとはそういうことなんじゃないだろうか。
 二つ目は動機。実はこれがとても大事。創業当初はその仕事の多くの部分で経験値が不足するため、膨大なストレスや、心理的なプレッシャーとの戦いとなる。慣れればなんてことなくても、大変な時期を乗り越えるためには強い動機が必要だ。「何が何でもやり遂げる」こういった気持ちがないと独立しても割に合わないことが多い。実際に僕自身が独立して以来、自営業者、事業主の知り合いがとても増えたけれど、きちんと儲かっている事業でも手放してしまう方が意外なほど多いことに驚いた。月額百万単位の不労所得でも、心理的ストレスに対して割に合わないと見切りをつけられる方がいたりする。こういったケースを見ているとやっぱり、「自分は何のためにやるのか」ということがはっきりといえない方にはその時点ではまだ独立はお勧めしない。
 ちなみに僕自身の動機はというと、身内がとある飲食店の連帯保証人になってできた借金である。腰が抜けそうになるほどの膨大な額の借金を片付ける必要に迫られてのこと。子供たちに聞かせたくなるような夢のある話ではないけれどそれが現実だ。(笑)
 どんな類のものでもいいけれど、きちんと自分で意識できる、はっきりとした動機、目標、それがなければリスクをとって独立しても、割に合わないってことは多々あるのでご注意を。
 ほかにも細かいことを言い始めればきりがないほどいろいろとあるんだけど、この2つだけは車でいうところのエンジンのようなもので、必ず抑えておくべきだと思う。ホント欠かせないです。とちょっとまじめに書いちゃいましたけど、最近ホント、こういうお話が多いんで一応書いとこうと思いました。誰かしらの参考になればこれ以上の幸せはありません。
  1. 2007/08/03(金) 12:06:55|
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